AI開発拠点として、アイルランド・ダブリンに新拠点設立

教育サービス事業およびAI事業を展開する株式会社EduLab（エデュラボ、東京都渋谷区、代表取締役社長：髙村 淳一、以下「EduLab」) )は、AI開発人材の獲得およびAIの研究開発拠点として、新たにアイルランド・ダブリンに拠点を設立し、本格稼働を開始しましたのでお知らせいたします。

取り組みの背景

昨今のAI（人工知能）技術の進歩に伴い、世界中の企業でAI開発者の採用ニーズが高まっており、人材獲得に向けた競争が激化しております。こうした中、アイルランドにはダブリン大学トリニティ・カレッジなどを始めとしてIT技術の教育機関が豊富で、国を挙げて技術力の高い人材を育成・誘致していることから、AIや自然言語処理等の高度な知識・経験を持った技術者がアイルランドに集まり始めており、近年では多くのグローバル企業から人材獲得および研究開発の拠点として注目されています。

取り組みの概要

当社はこれまで、米国ボストンの拠点を中心にAI-OCR_※サービス「DEEP READ」や自然言語処理技術、AIベースのレコメンドエンジン「CAERA」等の開発・提供を行ってまいりました。こうした技術を活用することで、大規模な学習調査における採点業務の効率化や、学習者一人ひとりに合わせた学習機会の提供および能力測定を実現するアダプティブ・ラーニング、アダプティブ・テスティング等を提供し、また教育産業の枠を超えて、金融業界・物流業界などの生産性向上に取り組んで参りました。さらに2019年９月には米国Ephesoft, Inc.と資本業務提携を行い、AIを活用したソリューションの海外展開を本格化しております。

当社はこの度、こうしたAI技術の研究開発およびサービス提供のさらなる拡大を目指し、アイルランド・ダブリンに開発拠点を新設いたしました。アイルランド拠点ではAIの研究開発を進めるとともに、ヨーロッパのマーケットに向けた事業展開の足がかりとして活動してまいります。

さらに当社は、新たにAIを使った自動作問（Automatic Item Generation)の研究および実用化に取り組んでおります。この分野では画像認識や文字認識に加え、自然言語処理の領域への知見が必要とされることから、アイルランドを拠点として高度な技術者の獲得を加速してまいります。

※AI-OCR：AI技術を用いることにより、手書き文字を含む紙の文書を瞬時にテキスト化する技術。従来手作業で行っていた伝票入力作業等の効率化を実現し、生産性を高める技術として注目される。

◆株式会社EduLabについて

EdTech（教育×テクノロジー）分野における新事業の開発・投資、教育ITソリューション・プラットフォームの提供、次世代教育の支援、スクールマネジメントなど、最新のラーニングサイエンスをベースに次世代の教育ソリューションを実現します。東京、シアトル、ボストン、シンガポール、香港、北京、上海、バンガロール、プネ等を拠点として展開しています。