1. オンライン英語テスト「CASEC」にプロクタリング機能を実装、セキュアな試験運用をリモートで実現するAIを活用したオンライン試験監督システム「CheckPointZ」の本格運用開始

オンライン英語テスト「CASEC」にプロクタリング機能を実装、セキュアな試験運用をリモートで実現するAIを活用したオンライン試験監督システム「CheckPointZ」の本格運用開始

オンライン英語テスト「CASEC」にプロクタリング機能を実装、セキュアな試験運用をリモートで実現するAIを活用したオンライン試験監督システム「CheckPointZ」の本格運用開始

2020年7月28日
株式会社 EduLab

教育サービス事業を展開する株式会社EduLab(エデュラボ、東京都渋谷区、代表取締役社長:髙村 淳一、以下「EduLab」 )は、傘下の株式会社 教育測定研究所(東京都渋谷区、代表取締役社長:北條 大介、以下「JIEM」)が運営するオンライン英語テスト「CASEC」にプロクタリング機能を実装し、セキュアな試験運用をリモートで実現するAIを活用したオンライン試験監督システム「CheckPointZ」の本格運用を開始したことをお知らせいたします。

事業の背景

2020年6月に発表いたしました通り、EduLabでは、昨今のコロナウイルス感染症拡大の中で、新たな在宅型での試験運用に対応した、厳密な本人確認や不正行為の監視を厳しく実施する仕組みを実現するオンライン試験監督システムを開発してまいりました。
EduLabグループでは、傘下のJIEMで運営するオンライン英語テスト「CASEC」に顔認証システムを入れるなど、早期からハイステークスな試験(※)の安全性、平等性を確実に担保するための仕組みを検討してまいりました。今回はこれまでの仕組みを大きく強化する取り組みとして、本人確認や不正行為の監視を厳しく実施するオンライン試験監督システム「CheckPointZ」を「CASEC」に実装し、本格運用を開始いたしました。

 

(※)ハイステークスな試験とは、その試験結果が受験者に重要な結果をもたらす試験のことで、大学入試や検定試験などが代表的な例です。

事業の概要

2019年12月よりJIEMでは「CASEC」において、国内のオンライン英語テストでは初の取り組みとして(※)顔認証システムを導入し、入試や昇格要件、就職活動などより厳密性が求められる画面でも「CASEC」をご活用いただけるよう、確実に本人が受験しているかどうかを管理者が確認できる仕組みを実現してまいりました。
今回、この仕組みを大きく強化するべく、オンライン試験監督システム「CheckPointZ」を実装したサービスをスタートいたします。

(※)当社調べ

 

オンライン試験監督システム「CheckPointZ」では、試験実施中の受験者の様子やPCの操作ログ等を全て記録し、AIと人によりそれらをチェックすることで、テスト受験者の受験中の様子を厳密に確認します。

 

AIでのチェックは、目線の動きを追うアイトラッキング等様々な技術を活用いたします。例えば、アイトラッキングでは、目線の動きを追いながら試験に関係のないと思われる場所を見ている瞬間を捉えます。

 

 

目線や顔の向きからどこを見ているかを特定

 

 

動画全体から画面外を見ている時間を特定

 

AIの活用により、人でも見落としてしまうような行動を捉えることが可能となりますが、最終的には人の目でも受験者の挙動を確認することで、より厳密な本人確認や不正行為チェックが可能となります。
人によるチェックにおいては、AIにより受験者の挙動が不自然と特定された時間にアラートをあげることや、チェックする詳細について記録する機能をはじめ、映像全体を効率良くチェックすることが可能とするものです。

 

 

人による動画チェック画面
試験中のアクティビティごとに詳細な項目まで効率良くチェックすることが可能

 

これらの機能を今回、「CASEC」に導入、運用を開始いたします。オプションとして利用可能となり、入試や昇格要件、就職活動など、より厳密性が求められる場面でも積極的に「CASEC」を活用していただけます。

今後の展開

「CheckPointZ」の販売はすでに開始しており、今秋から他のテストでもご利用可能になる予定です。他テストでのご利用開始に向け現在開発を加速させながら準備を進めております。すでに、一部の大学や資格試験団体とはすでに導入に向けた具体的な検討を進めておりますが、これらの取り組みに関しましても準備が整い次第順次発表していく予定です。

 

また、すでにお知らせのとおり、公益財団法人 日本英語検定協会と共同で、在宅で「英検」CBT版が受験可能となる新CBTサービスについて、今年度内の提供に向けた開発にも着手しております。

 

EduLabグループは、今後もあらゆるニーズに答えられるようサービス開発に努め、全ての学習者に対して新たな価値提供ができるよう貢献してまいります。

◆株式会社EduLabについて

EdTech(教育×テクノロジー)分野における新事業の開発・投資、教育ITソリューション・プラットフォームの提供、次世代教育の支援、スクールマネジメントなど、最新のラーニングサイエンスをベースに次世代の教育ソリューションを実現します。東京、シアトル、ボストン、シンガポール、香港、北京、上海、バンガロール、プネ等を拠点として展開しています。

◆株式会社教育測定研究所について

「教育分野における正しい教育測定技術(テスティング)の研究および、その成果である正しいテスト法の流布・流通を通して、効果的な教育の実践、ひいては個人の能力の発展に寄与すること」を理念とし、「英ナビ・スタディギア」、「英検Jr.」、「TEAP CBT」、「CASEC」に代表される試験サービス、学習サービスを提供しています。また、国・地方公共団体などの試験実施団体より、学力調査事業の実施を受託するとともに、教育機関等に向け、システム・コンテンツ開発の受託、テスト分析・コンサルティングサービスを提供しています。


本件に関するお問い合わせ

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