オリックス生命が新たに提供する業界初の診療明細書自動読み取り機能を搭載した「給付金請求ウェブ手続きサービス」にAI-OCR「DEEP READ」を導入

株式会社EduLab（エデュラボ本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：髙村 淳一、以下EduLab)は、オリックス生命保険株式会社（本社：東京都港区、社長：片岡 一則、以下 オリックス生命）が開始する業界初の診療明細書自動読み取り機能を搭載した「給付金請求ウェブ手続きサービス」にて、当社のAI-OCR「DEEP READ」を提供することをお知らせいたします。

取り組みの背景

これまで、医療機関から発行される診療明細書を自動でデータ化する際には、病院ごとにその形式やパターンが異なり、従来型の画像認識技術では読み取り精度に限界がありました。

こうした課題を解決するため、当社はAIを活用することで、多様なパターンの帳票から必要な文字情報を抽出する非定型文字認識エンジを開発しております。正式なサービス化に先んじて、オリックス生命が新たに提供する「給付金請求ウェブ手続きサービス」での導入が決定いたしました。

取り組みの概要

オリックス生命の「給付金請求ウェブ手続きサービス」は、入退院日を入力し診療明細書の画像データをアップロードすることにより、給付金の請求手続きをオンラインで完結することが可能となるサービスです。

業界初の機能として、診療明細書をAI-OCRで読み取り、治療内容や処方された薬剤の情報等をもとに、傷病名や手術名の候補を利用者のスマートフォンやPCに自動表示する機能を搭載しており、給付金の請求時に必要な情報を利用者自身で入力する手間を大幅に削減することが可能となります。

EduLabグループは、今後非定型文字認識エンジンの正式サービス化を目指し、保険業界をはじめとして業界を超え、幅広くソリューションを提供してまいります。

■DEEP READについて

DEEP READはディープラーニングに基づくAI（人工知能）を活用した、AI-OCRサービスで、活字のみならず手書き文字も瞬時にデジタル化することが可能です。業務効率化やデータベースの有効活用といった観点から、紙データのデジタル化に対する需要は年々拡大している一方で、従来型の「OCR(光学的文字認識)」技術では、活字についてはデジタル化できるものの、手書き文字の認識精度は低いという課題がありました。DEEP READは研究開発を経て、業界トップレベルとなる9割以上の精度でのデジタル化を可能にし、金融業界などの企業や医療機関、学校法人などに幅広くご活用いただいています。

■株式会社EduLabについて

EdTech（教育×テクノロジー）分野における新事業の開発・投資、教育ITソリューション・プラットフォームの提供、次世代教育の支援、スクールマネジメントなど、最新のラーニングサイエンスをベースに次世代の教育ソリューションを実現します。東京、シアトル、ボストン、ニューヨーク、ダブリン、シンガポール、香港、北京、上海、プネ等を拠点として展開しています。